茶 |
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お茶・お抹茶 |
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お茶・お抹茶京都はお茶の発祥の地といわれ、お茶作り、お茶文化も盛んです。 古くから京都に根付いている、お茶・お抹茶の起源や歴史、お茶に関する祭、 千利休の茶の湯、お茶の製法や成分、効能などについてご紹介します。 |
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◆お茶の起源と歴史 臨済宗の開祖である栄西(えいさい)禅師が中国からお茶の種と抹茶法を 持ち帰りました。 親交のあった高山寺・明恵上人(みょうえしょうにん)は栄西禅師からそれを贈られ 京都の栂尾(とがのお)という地域で育てたのがお茶の始まりとされています。 栂尾の気候風土 が茶葉の生育によく合い、良質の茶葉ができると評判になって 栂尾の茶を本茶、それ以外のお茶を非茶 と呼ぶくらい、味、香りともにとても 優れていたそうです。 日本で初めて茶園が作られたのが栂尾で、そこから宇治へ広がり、やがて 全国で生産されるようになったのだそうです。 また、宇治田原湯屋谷の茶農、永谷宗七郎義弘(宗円)は、当時の製茶法に 改良を加えながら研究し、それまでよりも香りも味も圧倒的に優れた煎茶を つくり出したといわれています。 宋に渡って修行した栄西禅師は、帰国後「喫茶養生記」を記して、喫茶の習慣を 奨励しました。 お茶は、当初は主に寺院等で健康・薬用として飲まれていて、やがて生産が増え 文化的にも洗練されて庶民の間にも広まっていきました。 景品をかけてお茶の種類を飲み当てる「闘茶」などの遊びもあったそうです。 ![]() ◆お茶に関する祭 『建仁寺(けんにんじ)の四頭茶会(よつがしらちゃかい)』 建仁寺は、日本の茶祖栄西禅師が開山した日本最古の禅寺で、 京都五山の一つです。 宋から茶だねをもたらした栄西禅師の誕生日にあたる、毎年4月20日に 『四頭茶会(よつがしらちゃかい)』と呼ばれる茶会が開かれます。 午前8時からの法要の後、8時20分から一席目が始まり、午後4時過ぎまで 多くのお客でにぎわいます。 4人の僧侶が4人の正客ら36人の客に一気にお茶を振る舞います。 4人の正客(頭)がそれぞれ8人のお客を連れて茶席に入り、4人の僧侶によって 菓子とお茶の入った天目茶わんが客の前に運ばれ、次いで浄瓶と茶筅を持ち、 客の前でお点前をします。 四頭茶会は、茶道の源流ともいわれています。 『茶宗明神社の春季大祭』 宇治田原湯屋谷の茶農、永谷宗七郎義弘(宗円)が、当時の製茶法に改良を 加えながら研究し、茶葉の緑色があざやかなお茶をつくり出し、これが広く普及し 煎茶の起こりとなったといわれていることから、永谷宗円は死後もその偉業を たたえられ、茶宗明神社にまつられました。 毎年4月には宗円の遺徳をしのび、お茶の豊作を祈願する祭りとして春季大祭が 開催されています。 『宇治茶まつり』 毎年10月第1日曜日に、初めて日本に茶をもたらした栄西禅師、宇治に茶園を 開いた明恵上人、茶道の始祖千利休の三恩人への報恩感謝と、茶行先覚者の 霊を祀り、宇治茶の隆盛を祈願するための行事です。 豊臣秀吉が宇治川の水を汲んで茶会を開いたことにちなんで、 「名水汲み上げの儀」が行われます。 宇治橋三の間から、しゅろ縄につるした釣瓶で清水を汲み上げて、これを五本の 竹筒に移して、献茶の行われる興聖寺へ運びます。 興聖寺本堂では、今年摘まれた新茶を入れてこの日まで封をして仏前に 供えられていた茶壺の口を切って、石臼でひき、汲み上げた名水を使ったお湯で 献茶する「茶壺口切りの儀」、建仁寺の読経が行われます。 興聖寺山門前の茶筅塚で、使い古した茶筅の供養法要が行われます。 『北野天満宮の御茶壺奉献祭・口切式と献茶祭』 「御茶壺奉献祭・口切式(おちゃつぼほうけんさい・くちきりしき)」 毎年11月26日に、木幡(こはた)・宇治・菟道(とどう)・伏見桃山・小倉・ 八幡・京都・山城等の各茶師が、春につくった碾茶(てんちゃ)く抹茶の原料>を 茶壺に詰めて神前に奉献します。 茶壺が詰められた茶びつを中心にした、御茶壺行列が、午前11時に、 一の鳥居前を出発して、本殿に到着すると、御茶壺奉献祭を斎行し、続いて 茶壺の封印を開封する口切式が神前で行われます。 「献茶祭(けんちゃさい)」 献茶祭は、天正15年の旧暦10月1日に、豊臣秀吉公が、北野天満官御神前で 自ら点茶して奉献し、北野松原で催した「北野大茶湯」にちなんで、 毎年12月1日に行われている大茶会です。 御茶壺奉献祭で奉納し、口切式の神事を行った碾茶を、濃茶、薄茶用にひいて 使います。 在洛の4家元2宗匠(薮内・表千家・裏千家・武者小路千家・堀内・久田)が、 6年目ごとに奉献し、神前にて献茶式を行います。 御茶壺奉献祭・口切式から献茶祭までの一連の行事は、400年余りの歴史を もっています。 ◆栄西禅師「喫茶養生記」 日本の茶祖と呼ばれている栄西禅師は、鎌倉時代、体験からすでにお茶の効能を 発見していました。 宋での修行から帰国後に栄西禅師が記した「喫茶養生記」で、 「茶は養生の仙薬なり、延命の妙術なり」と記し、お茶の効能としては、 「酒酔いが去り、のどの乾きを止め、病を払い、消化を助け、利尿に効果がある」と 記しています。 ![]() ◆千利休の茶の湯 和泉の国、堺の商家に生まれ幼いころから茶の湯に親しみ 北向道陳、武野紹鴎に師事し、師とともに 茶の湯の改革に取り組んだ安土桃山時代の茶人です。 利休の茶の湯は、黄金の茶室などを設計する一方、 草庵茶室を創出し、楽茶碗や竹の花入を使用したり、高価でなく装飾の少ない 利休道具を創作するなど、茶の湯に、多方面で変化をもたらしました。 それまでより狭い茶室を取り入れ、躙り口(潜り)や下地窓、土壁などを工夫 しました。 それまでの茶室では、縁側の障子から入る光だけでしたが、茶室を土壁で囲って 必要に応じて窓を開けるという手法によって、茶室内の光を自在に操ることが できるようになりました。 これらの工夫によって、茶室が小さい空間でも自由に設計できるようになりました。 何も削るものがないところまで無駄を省いて、緊張感を作り出すという 「わび茶」(草庵の茶)の完成者として知られています。 ◆八十八夜 八十八夜とは、立春から数えて88日目のことで、5月初めの時期にあたります。 このころになると霜がおりることもなく、安定した気候になるので茶摘みが 行われます。 また、このころに摘まれた新芽は若々しい豊かな香りで、八の文字が、末広がりで 縁起の良い数字でもあることから、昔から八十八夜に摘まれた新茶を飲むと 長生きできるといわれています。 ◆抹茶(まっちゃ)について 抹茶用のお茶は、茶摘みの2週間前から覆いをして、直射日光を避けて育てる 覆下(おおいした)栽培という方法で栽培されます。 新芽を蒸して、揉まずに乾燥させたものを石臼で挽き粉にしたものが抹茶です。 覆下(おおいした)栽培法により、宇治茶独特の色、薫り、味わい、うまみを 生みだします。 碾茶(てんちゃ)とは、抹茶の原料になる「お茶の葉」のことで、栽培方法も品種も 他のお茶と同じです。 京都宇治のような、傾斜地で山がちの地形が、良い茶葉を作るのに適しています。 ◇濃茶(こいちゃ) 「おこい」とも呼ばれます。 薄茶(うすちゃ)は点てるといい、濃茶(こいちゃ)は練るといいます。 色も味も濃厚になりますので、上品な香りとまろやかさを持った良質な抹茶を選ぶ 必要があります。 茶事においては、濃茶が最も大切なもてなしで、流儀により一部を除いて、 一般的には連客の飲み回しとされています。 それまでは、一人一服ずつだった濃茶の飲み回しは、利休が始めたとされ 「吸い茶」といわれています。 茶事などでは、ひとつの椀に客の人数分の濃茶を練って、主客から順にまわして 飲みます。 1人分が茶杓に3杓の茶を目安として、人数分の茶を一つの茶碗に入れ、湯を 必要量の半分程度茶碗に入れて、茶筅で茶を少しずつ湯にとかし固く練って、 飲みやすい量の湯を足して練り上げます。 ![]() 「主菓子」(おもがし)と呼ばれる生菓子が供されます。 ◇薄茶(うすちゃ) 「おうす」とも呼ばれます。 薄茶は、濃茶と基本は変わらず一段品質の低い茶葉のことです。 茶事においては、一人一椀ずつの薄茶を点てます。 茶杓に一杓半の抹茶を茶碗に入れて、湯を注いで茶筅で攪拌します。 客の多い茶会や禅寺のもてなしに向いていて、「干菓子」(ひがし)を出すか 濃茶を出さない茶会やもてなしでは、生菓子を出すことが多いようです。 ◇美味しい抹茶 色が鮮やかで、飲んでみて、渋みがなくまろやかで、甘みがとうまみがあるものが 美味しい抹茶です。 美味しく飲むために、抹茶は、必ずふるって使い、お湯は、一度沸騰して適温に 下がったものを使います。 ◇保存の仕方 酸化を防ぐ為に、空気との触れ合いを出来るだけ少なくします。 長期間保存する場合は冷凍庫で、短期間保存する場合は冷蔵庫で保存します。 抹茶を冷凍庫から出すときは、使用する2日前には一度冷蔵庫に入れて、 1日前に冷蔵庫から出して常温に戻します。 ◇抹茶の成分と効能 栄西禅師が記した「喫茶養生記」には、「茶は養生の仙薬なり。延命の妙術なり」と 記されています。 お茶は昔から、万病に効いて、長生きができる薬として考えられていました。 お茶には、ビタミンA、ビタミンEが豊富に含まれています。 この成分は、脂溶性なので、熱湯ではほとんど溶出されません。 お抹茶は、お茶の葉の粉末をそのまま湯と一緒に摂るので、ビタミンA、ビタミンEと ともに、茶葉に含まれる栄養素を、効率よく摂取することが出来ます。 主成分・・・ カフェイン、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、カテキン(タンニン)、サポニン、繊維 効能・・・ 眠気防止、整腸作用、血圧上昇抑制作用、血中コレステロール調節作用、 血糖値調節作用、肥満防止作用、抗酸化作用、老化抑制作用、抗癌・抗菌・ 抗アレルギー・抗カビ・抗炎症作用など、さまざまな有効性が確認されています。 |
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